馬プラセンタについてご紹介します

プラセンタの医療応用での歴史

古くは紀元前から不老長寿の薬として
プラセンタは哺乳動物の分娩後に出てくる胎盤です。
動物は出産後、排出した胎盤を自ら食べることで栄養を確保しています。この胎盤を医療に応用した歴史は古くからあり、紀元前にはすでに用いられていました。「西洋医学の父」と呼ばれる古代ギリシャの医聖ヒポクラテスも、胎盤を薬として投与していたそうです。秦の始皇帝、エジプトのクレオパトラ、フランスのマリーアントワネットなども、プラセンタを不老長寿の薬として服用していた記録が残されています。また中国では、明の医師、本草学者の李時珍(1518-1593年)が編纂した漢方医学の三大古典「本草綱目」に、「紫河車」という薬品名でプラセンタの効果が詳しく述べられています。20世紀に入ると、「埋没療法」という治療法が生まれ、プラセンタが用いられていました。これはロシア軍が負傷兵ほどこした治療です。
プラセンタの組織片を皮下に埋め込み、著しい効果を発揮しました。けれど、傷口が膿むなど問題点も多くあり中止されています。

サプリはヒトプラセンタ注射液より生理活性のある成長因子を吸収できる
20世紀の後半になり、日本でも埋没療法の臨床応用が始まりました。
しかし、患部が腫れるといった副作用が多くあらわれたこともあり、現在ではほとんど行われていません。医療分野では、1959年に厚生省からヒト胎盤抽出液がヒトプラセンタ注射液(医薬品)として認可されました。
しかし当時の抽出方法は未熟で、胎盤の主成分である成長促進因子の活性が大部分、失われることがわかっています。
抽出する際に使用される塩酸が、成長因子を破壊してしまうのです。このためヒトプラセンタ注射液には、プラセンタのもっとも重要な成分である成長因子が、生の胎盤の100分の1程度しか含まれていないと言われています。厚生省は、一度でも認可したプラセンタ注射液の製法は改めません。
現在も、1959年のころと同様の製法でヒトプラセンタ注射液は作られています。
現在の健康食品におけるプラセンタの抽出法は、現代科学技術の進歩によって塩酸を使用しない製法が確立しました。
その結果、成長因子や再生因子(FGF、EGFなど)の生理活性は、サプリメントのほうがはるかに高いと言われています。

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